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「稲村ジェーン」 [映画(セルビデオ)]

「本日の一本」

「稲村ジェーン」

コノ作品も、棚の片隅に眠っていた、ビデオからの一本です

昭和40年
ボクが生まれた時代が舞台の、桑田桂祐初監督作品です

スバラシイ音楽を生み出せるアーティストが、自分の音楽を思う存分使って
総合芸術と呼ばれる映画を製作する事は
大きな夢であり、反面大きなリスクであると思います
桑田さんは、コノ大いなるリスクに果敢に挑んだと今でも思っています

作品的には、余計なものが多すぎた、失敗作だと今でも思っていますが
ソンナ作品でも、心に響く、幾つかの場面がある事と
脇を固める役者さんたちが見せる落ち着いた演技に助けられた事
そして、自分の感受性と上手くリンクしていることが
何度見ても、イラつかない理由かもしれません

一つの街が、世界の全てである若者たち
ソノ世界から飛び出せない、かつて若者だった大人たち
普遍的なシチュエーションで語られる青春群像劇
コノ設定があれば、ボク的には、大体OKになってしまいます
ソコに挟まれる、桑田さんの音楽
やはり、音楽の力の凄さを再確認してしまうことは否めません

デモ、ソレでいいんだと思います
かつて、桑田さんが胸ときめかせた音楽も挿入され
ソノ時代の空気も映しながら
イマ、コノ作品を見ているボクたちは
桑田さんの音楽に、胸を熱くする
コノ、なんともいえない感じが、コノ作品を「トホホ」に出来ない理由だと思います

映画的には、何も語れない作品かもしれませんが
乱暴な言い方をすれば「ジャパニーズ・グラフィティ」と呼べる作品かもしれません


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ミック

映画館で妹と見ました。
映画館を後にする妹と私はちょっとの間、沈黙・・・・・。
「桑田だから許す」と、妹から一言。
ちょっと、救われた一言でした。
映画の途中で「ホテルアンデルセン」が出てきます。
「ホテルアンデルセンは私たちの間では、
湘南デビューのカップルが行くホテルだったので、
思いっきり、笑えました。
「チガサキ・グラフィティ」かもしれません。
鎌倉、厨子、葉山、藤沢、辻堂、茅ヶ崎など、
「湘南」なんて言葉がかっこ悪かったジダイの
思い出だらけの場所がちりばめられてる、
思い出深い映画です^^。
by ミック (2007-08-07 23:58) 

映画は一度だけですが、途中に映画内の台詞が入る
サントラ盤をかなり愛聴していた時期がありました。
スペイン語に興味を持った、最初のきっかけでもありました。
by (2007-08-08 22:29) 

以前に観ました。
桑田さんの音楽がなけりゃ、観ているのは苦しいかも(^^ゞ
by (2007-08-10 10:28) 

魚河岸おじさん

>ミックさん
こんにちは
思いがたくさん詰まった場所が舞台の作品
見方も大分変ってきますよね
ソレだけで、OKみたいな(笑)
niceアリガトウございます

>あるじさん
こんにちは
ボクも、たまに聞いています
ジャケットも良いですよね
niceアリガトウございます

>おぺさん
こんにちは
ソノ通りなんですが
見直してみると、ぐっと来るところがあったりして・・・・
でも、まだキツかったかな(笑)
niceアリガトウございます
by 魚河岸おじさん (2007-08-10 17:10) 

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