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「夏へのトビラ Tsu-jiカンパニー第1回作品」 [舞台(劇場)]

「番外編」

「夏へのトビラ Tsu-jiカンパニー第1回作品」

本日は、以前記事にもしましたが
仲良くしてもらっている女優さんが、出演している舞台を
阿佐ヶ谷の小劇場に、観に行きました

脚本 演出 谷藤 太
企画 製作 出演 辻本 晃良

パンフレットによると、旧知のお二人が、10年ぶりに組んでのお芝居で
谷籐さんの劇団で初演された舞台の、改訂版だそうです

舞台は1966年の東京
ビートルズが来日したアノ夏
ソコには若き父と母がいて、大好きだった伯母さんがいた
現在の生活に希望をもてない男が、タイムスリップしたソノ時代
絶望に包まれた彼は、新しいトビラを開けることが出来るのか・・・・

物語を紹介すると、プロフィールをあえて書いた事が理解していただけると思います
どっかで観たり、読んだりしたことがありそうな物語
新作でないことが、重要になってきます

希望の無い男がたどり着く眩しい時代
ソコには、キラキラした生活が待っていました
現実とは違う世界で生きる主人公の姿を通して
色んな想いが、頭の中を駆け巡る舞台でした

大好きだった人と、大人の恋愛感情で向き合える幸せ
自分の父と母が、ドンナ生活を送っていたのか
そして、自分が生まれるときの、両親の感情を見れる事・・・
使い古された題材なんですが
絶妙な脚本と演出で、グゥ~っと引き込まれてゆきます

大切な人を失ってばかりいた主人公が辿る心の旅は
ほんの少しだけ自分と重なってしまい、ラスト近くはタマリマセンでした
「言えなかった、さよなら」
「言えなかった、ありがとう」
物凄いシンプルなテーマなんですが
人生長く生きれば、生きるほど、身につまされるテーマを
爽やかな演出で、スッキリと観せてくれました
ヨイお芝居でした

さて、ボクの知り合いの女優さんはと言いますと
大人な役者さん達に囲まれながら
大変なんでしょうが、楽しそうにに演じていました
お芝居をしている彼女も姿は、おっとりした、いつもの姿とは違い
演じることの楽しさが、観客にも伝わるパワーが、全身から漲っていました
いくらんちゃん、おつかれさまでした
オジサンは、今回も泣いてしまいました(笑)

9人の俳優さんが紡ぎだすエネルギーが
じわじわと充満してくる約100分の舞台
無言で通すラストシーンのスバラシサが際立つ
ステキな舞台でした




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いくらん

今回も二日酔いの中ご来場ありがとうございましたwww.
優しく怖い先輩に囲まれ、演出家には大声で怒られたりww、それが又懐かしく私も中学生時代にでもタイムスリップしてたかの様な夏休みでした。
芝居じゃ敵わないので、とにかくお客さんに元気を届けようとした結果の芝居です。とにかく自由に楽しく演じました。

悲しみとか苦痛みたいな暗い部分を表現する役より、
ハイテンションな明るさとか楽しさを表現する役の方がよっぽど難しいなと本当に思いました。

ブログにUPありがとうございます!また飲みにいきまひょー!
by いくらん (2007-09-05 12:20) 

魚河岸おじさん

>いくらんさん
面目ない・・・・
やりすぎに見えない喜びの演技って・・・・
難しいよね
なんて、分かったようなことは言えませんが
呑むと、常にハイテンションなボクですが(笑)
マタ朝までミンナで飲りましょうね!
by 魚河岸おじさん (2007-09-05 16:22) 

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