「ツォツィ」 [DVD]
「本日の一本」
「ツォツィ」
出口も未来も見えない若者、ソンナ彼が向き合うことになる小さな生命
欲望と絶望しかなかった彼の心に、違う光が差し込み始めます・・・・・
オープニングからヤラレました
砂塵舞うスラム街を歩く4人のギャングたち
ソコから向かった近代的な街での犯罪のシーン
貧困と裕福 幸福と絶望 繁栄と衰退
様々な対比が映し出され、ボクの頭の中に叩き込まれてゆきます
「何かが違う」と語る仲間の言葉に、理解を示すことを良しとはせず
暴力でしか否定できない、悲しい心の描写
行き当たりばったりの犯罪から手にする小さな生命
生命を感触を目の当たりにした彼が見せるぎこちない行動
お金がほしいから盗む、車がほしいから撃つ、金持ちから奪うことは正しい事
生命と向き合い育てようとしても、生き方が分からない若者の葛藤と行動を見続けながら
ほんの少しずつながら、変わってゆく彼の気持ちが見事に描き出されています
十代の息子を持つ身としては、カナリ気持ちに響いてきた作品でした
最後は肉体の感触と暖かさをキチンと教える事が一番大切な事なんだと
愛と平和は、ソコから始まるんだと、思い知らされた作品でした
こんにちは!
本当に主人公の段々と変化していく表情が印象的でした。
ほとんど無表情に見える彼の顔。
心も感情も全てが暴力と怒りに支配されているような顔。
そんな表情しか見せていなかった主人公が愛することが出来る対象に出会うと
こんなにも変わっていくんだ…と感動でした。
by non_0101 (2007-11-18 14:46)
作品のクオリティは決して高くないのですが、
こういう現実がある、ということをオトナが子供に教える教材としては
優れた作品だったと思います。
by ken (2007-11-18 23:58)
>non_0101さん
こんばんは
表情の変化が本当に印象的な作品でしたね
感情の表現の大切さが確認できた作品でした
niceアリガトウございます
>kenさん
こんばんは
戦争、犯罪、愛
子供たちに見せたいスバラシイ映画や音楽を
国や自治体を挙げて
タクサン見聞きさせたいものです
by 魚河岸おじさん (2007-11-22 21:23)