「コドモのコドモ」

「本日の一本」

「コドモのコドモ」

「命がキチンと描かれた美しい寓話」

コノ作品は、ソンナ作品でした。

11歳の妊娠
文字だけを見てしまうと、カナリ、スキャンダラスですが
コノ作品の中には、ソンナものを飛び越した
美しい、キラキラした、スバラシイものがタクサン詰まっていました。

妊娠をしてしまう小学生
ソノ命を守ろうとする子供たち
うわべだけ子供たちを見守る、気づかない大人たち
長い人生を経験した者だけが感じる、直感と本当に大事な物を見分ける力
「ありえない」と吐き捨てれば済んでしまう展開にも拘らず
ボクは、ドンドン物語りに引き込まれ
命と言うもの
コドモたちのひたむきさと大胆さ
大人たちの鈍感と過信
色んなものが画面から訴えてきました。

「ボクは、いったいコドモたちのことが、どれだけ分かっていたんだろう」
「ボクは、命の尊さをキチンと教えていたんだろうか？」
「人を愛すること、守ることを、ボクは息子にキチンと見せていたんだろうか？」
分かったフリをして、大人な顔をうわべだけしていた自分がいました。
お恥ずかしい限りです。
コノ作品の中の大人は、皆ソンナ大人たちバッカリです
「見ているようで、以外に見えていない」
頭を殴られた気分です。

麻生久美子嬢　宮崎美子　谷村美月チャン　草村礼子
ソシテ、甘利はるなチャンを初めとする小学生の子供たち
以外ながらも、スバラシイ出演者の方たちが
ありえない話を、あるかもしれない話に変えてくれます。
「人間が命を繋いでゆくために持っている本来の力」
ソンナ尊い力を信じさせてくれる作品でした。

コドモのコドモ [DVD]

• 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
• メディア: DVD