「ブタがいた教室」：魚屋の映画日記：SSブログ

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「ブタがいた教室」　[DVD] [編集]

「本日の一本」

「ブタがいた教室」

「ブタを１年間飼って、育てたら食べよう」

卒業までの１年間
２６人の子供たちと若き担任教師は、ブタを育て続けます
「食べる約束」で飼い始めたブタを通して
いのち　食について、それぞれが考え始め、自分の意見が生まれてきます・・・

乱暴な言い方かもしれませんが
「12人の怒れる男」に近い物を感じました

食べる？　食べない？

人間が生きてゆくのに必要な行為「食」
食べることを真剣に考えること
命と言うものを真剣に考えること
そのことのみで押し切った演出に拍手です
育てるにあたり出てくる様々な問題の描写を極力押さえ
子供達の議論の場に絞り込んだ物語の流れが本当にスバラシイです
先生の意見も無く、子供達が子供達だけで話し合うHRのシーン
聞けば、台本なしだったそうで、ホントに１年間育てながらの撮影だったのだとしたら
コノ子達は、ホントにスバラシイ経験をしたんだろうなと思いました

子供達の意見に合いの手を入れながら、ボクなりの意見を家族と話しながら
物語は一つの答えに向かってゆきます
あくまで、話し合いで出した答え
一人の傲慢な子供が出した意見に、気の弱い子供達が従うのではなく
ミンナで出した答えと言うのが大事だと思います
ソンナ部分も、子供達に見てもらいたい作品です