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「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」 [松さん]

「本日の一本」

「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」

ららぽーと豊洲が3周年を迎えました
施設内もユナイテッドシネマも、お得な3日間が始まってまして
アル理由で映画、ライブを封印していたボクなんですが
アル女優さんの作品を見る絶好のタイミングと勝手に言い訳をして
久しぶりに、劇場へ足を運びました
スイマセン・・・・・


太宰治生誕100年の年に公開されるコノ作品
主演は女神「松たか子」さん
共演は浅野忠信 広末涼子、妻夫木聡、堤真一
豪華な出演者が奏でるアンサンブルを
根岸吉太郎監督がスバラシイ映像で魅せてくれました

朝日新聞夕刊で語っていた松さんの言葉から
一筋縄では行かない作品なのかなと思ったりしてたんですが
物語は至ってシンプルな作り方で
ソノ分各キャラクターが際立ち、物語にグイグイ引きこまれてしまいました

脚本の田中陽造氏は「松たか子のためにコノ脚本を書きました」と語っています
監督が決まる遥か前に、ソノ脚本を、松さんに渡し
「キミのために書いたホンなんだから、そのままの演技でダイジョウブだよ」みたいな言葉を
松さんに掛けていたそうです
役者冥利に尽きるエピソードだと思います

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ソンナ想いが詰まるコノ作品での松さんといえば
ハッキリ言いましょう
イマまで見たことも無い松たか子がスクリーンの中で輝いていました
化粧っ気の無い生活に疲れきった感じを醸し出しながらも
持ち前の強さと色気は失っていない、小説家の妻役を
背筋が寒くなるくらいの演技で魅せてくれました
舞台で映える女優さんですから、ドンナ位置からカメラが狙っても
決してブレない演技は見ていて安心します
回想シーンで当時の映像に変わることをあまりせず
彼女の演技で見せてゆくあたりは、舞台俳優での演技力が買われたからでしょう
不幸を背負っているだけではなく
夫のだらしなさから開けた新しい世界で変わってゆく自分自身
ソンナ彼女が心配でならない夫との関係
彼女に引き寄せられる男達との絡みも含めて
何度も書きますが、見たことが無い演技で攻めてくる松さんの姿がありました

迎えるラストシーン
数々の問題から、夫婦のどろどろがピークになったときに語る彼女の言葉と演技で
またしてもボクは殺られてしまいました
監督、共演者と何度も語り合ったと言うラストシーン
ハッピーエンドと取れるかもしれない哀しくも美しい場面
全てをさらけ出し、何も無くなった夫婦
うつろな目、つながれた手
ソンナ中彼女が呟く言葉・・・・・・ヨイ場面でした

松たか子のために作られたと言っても過言ではない作品に
彼女がキチッとした確かな演技で応えた作品
松たか子
新しい時代の幕開けかもしれません





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Sho

もうこれはですね!今から観る気満々!!です!!!
松さんにぴったりの役だと思います。
是非是非観たいです!!!
by Sho (2009-10-12 14:43) 

まなてぃ

こんんばんは。
松たか子さんが演じる瑞々しい感じが
映画全体を救ってくれているような作品でしたね。

いやはや・・あんな目にあっても
生きていればいいの・・と言える佐知は凄いな・・と
つくづく感じましたね。(^^)
by まなてぃ (2009-10-13 23:08) 

魚河岸おじさん

>shoさん
こんばんは
ピッタリ過ぎました(笑)
ゼヒご覧下さい
niceアリガトウございます

>まなてぃさん
こんばんは
生きていればいいの・・・
スバラシイ、ラストシーンでした
niceアリガトウございます

>モッズパンツさん
niceアリガトウございます

by 魚河岸おじさん (2009-10-15 18:45) 

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