「忌野清志郎 ロックンロールショー The Film～＃1入門編～」

「本日の一本」

「忌野清志郎 ロックンロールショー The Film～＃1入門編～」

長くなりますが
読んでいただけたら幸いでございます




キヨシローと会ってきた
広くない映画館でで
デモ
満員の映画館で
キヨシローと会ってきた

35年前
中学生だったボクが聞いたコノ曲

よぉ～こそ
よく来てくれたぁ～
よぉ～こそ～

冒頭のチャボのMCがイカしてた
イントロがイカしてた
キヨシローが飛び出してきた

アトはナンだかわからないけど
スゲぇコ～フンしてたのを
イマでも覚えてる

アレからスベテが変わった
時間はかかったけど
フォークギターをエレキに持ちかえた
キラキラしてた
ボクの知っているロックではなかった
RCが
キヨシローが
チャボが
スベテになってしまった

高校の学園祭でRCをコピーした
モノスゴク下手くそだったのに
体育館がみるみる人で埋まった
母親がビックリしてた

兄弟でバンドを組んだ
RCの曲を キヨシローの曲を チャボの曲を演奏し続けた

結婚した
アメ横仲間とRCを演奏した
若い子達は、ボクのオリジナルだと思い
デヴューをススメてくれた（笑

魚河岸で働くようになった
歌うことよりも
語ることが多くなった
RCを キヨシローを チャボを
延々と語っていた

マタ歌い始めた
歌い始めたら
キヨシローが知らない 行ったことのない世界に行っちゃった
デモ
頭の中では、キヨシローの歌声が、イツでも再生できるようになっていた

ズッと付き合ってくれてる仲間と
新しい仲間とバンドを組んだ
マタ バンドでRCを キヨシローを歌い始めた

自分で曲も書き始めた
キヨシローの言葉を
チャボの言葉を
マネしながら
曲を書き始めた

ウクレレを始めた
キヨシローも凝っていたウクレレを始めた
世界が広がった
歌うことが、モット モット タノシくなった

病気から復活した夜
アノ夜から7年経った同じ夜に
ボクはキヨシローと会っていた
再会ではないんだ
ボクのアタマん中には
イツもボスがいるんで
目で確認しに行ったんだ

RC時代のキヨシローの姿
カッチョイイ
イカしてるんだよ
ボクが憧れたままの姿で歌っていた
よぉ～こそ～
15歳から35年たったボクに
キヨシローは歌ってくれてる
キヨシローが50歳になった時にチャボが
「オイ！キヨシロー！俺たちもう50だってよ！信じられるかよ？」って
ステージで叫んだ夜を思い出した

コノ曲からスベテが始まったんだ
愛も 平和も 怒りも 悲しみも
コノ曲からスベテ始まったんだ
全身で振り絞るように歌うこと
コノ曲からスベテ始まったんだ

キヨシロー
愛してます