「イルマーレ」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「イルマーレ」
五月も後半に差し掛かりましたが、雨が多く鬱陶しい毎日が続く中
衛星放送関係で放送される映画のラインナップは素晴らしいものがあります。
本日もそんな作品たちからの一本です。
「八月のクリスマス」の監督がチョン・ジヒョンちゃんと撮った2000年の作品です。
一軒の家にあるポストを軸にした、とても夢のある恋愛ドラマです。
詳しい物語はあえて書きませんので、ご覧になって楽しんでください。
何の前知識も無く見たのが良かったのでしょう、
甘い作り方も許せてしまう位に楽しめました。
「なるほどぉ~」とか「ほおぉ~そう来たか」などと
画面に向かって一人突っ込んでしまいました。
なんのこたぁない物語をココまで引っ張れる
監督と俳優さんたちに拍手です。
もっさりとした展開になりそうなところをギリギリで踏ん張っている感じが
好感をもてると言うか、いいんじゃない?的な不思議な作品です。
チョイ田舎臭いチョン・ジヒョンちゃん
やはり彼女が画面に映し出されると、一瞬息が止まるくらい見つめてしまいます。
全身を写した横からのショットがあるんですが、
松さんと同じ匂いを感じてしまうのは、ボクだけでしょうか・・・・
凛とした佇まいに魅力再確認です。
影の主役とも言える、犬のコーラの名演技も含め
チョットだけオススメしたい作品です。
「オペラ座の怪人」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「オペラ座の怪人」
GW直前の本日、今日は何もせずに家でおとなしくしようと決めた夕方
WOWOWで放送されていたので、早速見てみることに・・・・
舞台を観ていないので、全くの予備知識ゼロで見ることが
果たして幸せなのか、残念なのか・・・・
映画ならではの、豪華すぎる映像の中、二時間半弱
想像と全く違うドラマが画面の中で展開され
ミュージカル音痴のボクでも楽しむことが出来ました。
見世物小屋で育った少年が、きらびやかな見世物小屋を牛耳り
美しい娘を、手塩にかけて育て上げ、片寄った愛情から破滅の道をたどる物語
何のことはない物語が、印象的な音楽と美しい映像の中
人間の美しい部分と弱い部分、それに傲慢なところを
優しく、ボクに訴えかけてくれました。
自分を救ってくれた人との絡みや、深い部分が描かれていないことが
少し不満に思うところですが、そんな事を考えさせないほど
スピード感があり過ぎる作品ではないでしょうか。
通り過ぎても気にならない作品ですが、
通り過ぎたことを悔やむ作品でもあるのではないでしょうか。
「ティム・バートンのコープスブライド」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「ティム・バートンのコープスブライド」
大雨の昨晩、飲みにも出かけずに家族と夕食を・・・
「ナイトメア~」の感激をもう一度と三人ワクワクで見始めました。
もう少し、長くても良かったんじゃないでしょうか、
本当にあっという間に終わってしまった感じです。
だからと言って、つまらなかったわけではないんですが、
もう少し、後15分長くしてほしい感じでした。
現世がブルーを基調にして、あの世が天然色の演出はかなり効いていました。
「何だか、アッチのほうが楽しそうなんじゃないの」と
ビクターじゃなくても、思ってしまいそうな世界に目が釘付けです。
皆が笑顔で歌って踊るシーンを見ていると不思議に心が和んできます。
キャラクターのインパクトは今回押さえ気味で
グッズを買いたくなる強烈なのがいない事が、少し寂しいです。
もっと、子供や犬のスクラップとの絡みを増やしてくれれば
購買意欲がメラメラと燃えてきたかも知れません。
「死体と人間」「人間同士」の純愛物語
ボクやジュニアより、妻のほうがのめり込んだみたいです。
「あ~面白かった、DVD買うんでしょ?」と見終わった後にこの一言
「買うほどの作品ではないな」と感じたボクは、他の作品を狙っていたんですが
まず、こちらから買わなければならなくなりました。
「不確かなメロディー」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「不確かなメロディー」
毎回、引越しの話題から始まってしまいますが、ご勘弁を・・・
我が家の家財道具の四割はしめるボクの洋服、VIDEO、CD、DVD
昨日よりこの難敵との戦いが始まりました。
「処分するかしないか」
この葛藤に余計な時間を使ってしまいます。
結局今回も、全体の一割くらいしか手放すことが出来ませんでした。
片付けている最中に、何本か気になったVIDEOの登場で
また、余計な時間が費やされていくことに・・・・
本日はそんな作品の中の一本です。
我が愛しの「ボス」忌野清志郎
彼が2000年に行った「マジカデミルスターツアーズ」
九州からメンバーと、マイクロバスで全国を巡った一ヶ月間を
ライヴシーンを織り交ぜながら追ったドキュメンタリー映画です。
ボスを好きな人が見ても中途半端な作品なのですが、
ライブの熱さと、ボスの音楽に対する真摯な姿勢は
どんな人が見ても伝わる作品だと思います。
まあ、それだけボスの音楽が持つ力が凄いんですけどね、
シンプルな歌詞とメロディー
毒も蜜も塩も辛子も全て入っているのに純粋な音楽
今更ながら、再確認することが出来ました。
休憩の昼食時に流した作品にのめりこみ、
すぐさま、ブログに書き込んでいるボクは果たして本日、作業が予定通り終わるのか
チョット心配になってきました。
ちなみに、この時のツアーは「握手会」まであり
初めてボスと話しが出来た、記念すべきツアーでもありました。
何を話したか忘れてしまいましたが、ボスの手がとても柔らかかった事だけは
今も、鮮明に覚えています。
「TAXI NY」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「TAXI NY」
あいにくの大雨の日曜日、息子の制服注文などの用事をすませ
二日酔いの体を引きずって帰宅し、WOWOWにチャンネルを合わせると
ちょうど始まったところだったので、何気なく見ることにしました・・・・
とてつもなくつまらない作品でした!
一言で言えば、「マイケル・ベイ作品をまねしようとして作ったら
もっと、面白くなくなってしまいました。スイマセン」
こんな感じでしょうか・・・・・・・
もう、つながりはメチャクチャですし、中途半端なギャグばかりで面白くないし
お色気も中途半端だし、売り物のカーチェイスも中途半端で、終わり方まで中途半端でした。
中途半端のオンパレードです!
もうゼッタイにオススメしません、見ないほうがよろしいのでは!
どこかの映画で見たことあるよね的なシーンが多くてゲンナリします。
せっかくNYで撮影をする意味が伝わってきません、
新居準備で映画から少しの間、遠ざかっていて、
しばらくぶりに見た作品がこんなんじゃあ、やり切れません。
「さあ!今日からは何を見ようか」と
余計な力が入るオジサンでした・・・・・・
「下妻物語」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「下妻物語」
新年明けましておめでとうございます。
今年も「魚屋の映画日記」をよろしくお願いいたします。
皆さんに支えていただき、今年も楽しいブログにして行きたいと思っております。
新年一発目にさあ、何を見ようかと朝から飲み続けの頭で考えまして
マイコレクションの中でまだ見ていない作品をあさっていますと
あるではないですか、何も考えずに楽しく見れそうな作品が
そんなこんなで、この作品に決定しました。
もう、一言で片付けられます!
「サイコーに面白かったです」
作品の作り方、キャラクター、共演の方々、
ひとつの作品として、きちんと出来上がっています。
田舎のヤンキーとロリータ娘の友情物語りに頭から入り込み
笑い、泣き、励まし、共感し、勉強させられ、あっという間にエンディングでした。
くさいほど熱い「土屋アンナ」のいちごと根性捻じ曲がりながら友情に芽生える
「深田恭子」の桃子のやり取りは「なんでこんなところで」という所で涙が溢れてきて困りました。
酔っ払っていますし、あんまり上手くかけないのですが
この作品は、自分の中の邦画のイメージを壊してくれました。
技術とか制約を飛び越えた、なんだか不思議なパワーを感じさせてくれました。
一本目にこの作品を選んで本当に良かったと思います。
みなさんもうご覧になっているとは思いますが
未見の方は是非ご覧下さい、良い作品ですよ。
「フライ、ダディ、フライ」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「フライ、ダディ、フライ」
今年最後の作品になりそうな予感の一本です・・・・
劇場で見逃していたので、23日に無理やり時間を作り見ました。
娘を理不尽な暴力で傷つけられた父親が
娘と自分自身の為に、ドジな行動から知り合った
在日の高校生から40日間に及ぶ特訓の後、娘を傷つけた男と決闘します
恐怖と勝利の先を彼は見ることが出来るのでしょうか・・・・
久しぶりの映画なので、かなり期待して見てしまいました。
その結果は、大変満足しました!
作り方はかなり甘いのですが、設定が面白いです。
演じる役者さん達も、楽しそうに演技をしていて、いい感じでした。
オヤジと若者のひと夏のイベント、お互いをリスペクトしている姿は
自分の事のように作品に入り込めました。
大きなものに折り合いを付ける人生の中で本当に戦わなければならない時
その場面に自分が遭遇した時にこの父親と同じように
その敵に立ち向かうことが出来るのか?
そんな事も考えながら、楽しく最後まで見れました。
追伸
今年もあとわずかですね
何かと新鮮な一年間でした。
このブログに遊びに来てくれた全ての皆さんに
「メリー・クリスマス!」
「U2/魂の叫び~RATTLE AND HUM~」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「U2・/魂の叫び~RATTLE AND HUM~」
「忙しくなってきました~!」
毎日の業務にギフトの発送、注文の整理と準備に追われる毎日が続いております。
「築地大冒険」の資料はきちんと集めておりますので来週をお楽しみに!
仕事以外スリルも刺激もない日々が続くと寝る時間を惜しんでも
テレビの番組ではないものを見たくなります。
そんな時にボクが必ず見る作品の中の一本がコレです。
1988年のUSAツアーのドキュメンタリー作品で、
彼らの凄まじいパワーを感じる事が出来る恐るべきライブ映画です。
「200号記念」でも書きましたが、「愛と怒り」を同じ力で歌に出来るバンドが
自分達の音楽スタイルの完成形に向かっている場面を本当にリアルに伝えてくれています。
この後、打ち込みを多用しながらも、根っこのスタイルを変えずに
ロックモンスターとなって行くのですが、それからのライブ作品と見比べても
この作品の「熱さと感動」は何か違うものだと見るたびに思います。
ストーンズの映画でも使われた、「サン・デヴィルズ・スタジアム」での映像
このパートのみカラーにして、後の部分はモノクロで撮影されており
これが、とにかく利いています。
「SUNDAY BLOODY SUNDAY」の演奏シーンを見るたびに
自分の体の持っている見えない力が、引き出される感じで、本当に勇気付けられます。
未見の方で、ロックが苦手ではない方は、是非一度ごらんください。
「小さな恋のメロディ」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「小さな恋のメロディ」
昨日WOWOWで夕方放送されていました。
もう何十年ぶりだろう、この作品を見るのは・・・・・
始めて見たのは、確か小学生の時だったかな?
あまり記憶は定かでは有りませんが、
地元の図書館の映画鑑賞会だったと思います。
この鑑賞会で、当時のボクは今も名作と言われている作品をたくさん見ることが出来ました。
当時トレーシー・ハイドとマーク・レスターは大人気で
「ロードショー」「スクリーン」の表紙を何回も飾っていました。
まあ、ボクはブルース・リー一本でしたけどね、
話が逸れました、作品のほうはと言いますと、
今回は大人の立場で見てしまいました。
「息子ももう一人前に恋などしているのかな」とか
「メロディみたいに、あんなに真っ直ぐに恋を語られたら
彼女の親みたいに切ない笑顔で泣くしかないのかな」とか
そんなことばかり考えていました。
有名なラストシーンのバックに流れる音楽の歌詞にその答えを見たようです。
やっぱり良い作品でした。
「理由・日テレヴァージョン」 [映画(録画)]
「本日の一本」
「理由・日テレヴァージョン」
録画しておいて、今朝見ました・・・・・・
何度も読み返した原作を大林監督が丁寧に作った作品
WOWOWで放送されて、その作品も何度見たことでしょう、
劇場でも公開されて、DVDも発売になりまして
「良い作品は、さすがだなー」と思いながら今回のヴァージョンです・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・です。
何がしたかったのか?この作品をどうしたかったのか?
ただただ、残念です。
是非、DVDをご覧下さい。