「ゲキXシネ メタル・マクベス」

「本日の一本」

「ゲキXシネ　メタル・マクベス」

元新宿東映があった場所に何だかオシャレなビルが建ちました
マルイが入っているそのビルの上階はシネコン「新宿バルト９」になっていて
２/９～３/９の間「ゲキXシネ」４作品である「メタル・マクベス」
「髑髏城の七人～アカドクロ」「髑髏城の七人～アオドクロ」「SHIROH」が連続上映されます
演劇の空間をどのような映像で見せてくれるのか楽しみなコノ企画
自分が観た事がある演目が出るまで見るのを我慢していたものですから
「ゲキXシネ　メタル・マクベス」期待が高まります！

昨年五月に観たコノ舞台、詳しい感想は以前に書いているのでそちらをご覧下さい
http://blog.so-net.ne.jp/uogashi-eiga/2006-05-23
本日は「ゲキXシネ」の魅力と弱いところを少しだけ書こうかなと思います

大きなスクリーンで舞台が観れる事
コレはスバラシイ企画だと思います、色んな場所にシネコンが幾つも出来
入手困難な演目が多くの人に見てもらえる機会が増えることは
とても良い事ですし、高価なチケット代でしり込みしていた人たちが
気軽に見れる利点もポイントが高いと思います

暗転の後、いきなり始まってしまう所などはいかにも映画っぽいんですが
割とすんなり当日の劇場空間に入り込めたかもしれません
ボクのようにお気に入りの俳優さん目当てのような人には
役者さんのアップが多い「ゲキXシネ」の方が良いかもしれません
しかし、やはり独特の空気が流れる演劇の空間を再現できるはずはなく
ソコの部分は好みが分かれる所だと思います
舞台に出ている役者さん全てを見渡し、流れを確認しながら物語を見続ける快感は
スクリーンの中からは生まれてきませんでした

しかし、アップが多い分役者さんたちの入り込み方を
物凄い緊張感の中で見られる部分は大きな魅力の一つだと思います
「松さんは多分こんな表情で演技しているんだろうな」と
ボクのように劇場後方で観ていた人間の想像を
遥かに越えた演技の凄まじさを確認出来る事は幸せです
松さんはどんな大きなスクリーンにアップになっても美しかったです（笑）
聞き取りにくかった台詞などもクリアに響きますし
そういった部分の利点は数限りないのではないでしょうか

デジタルシネマの時代が始まり、様々なエンタメが劇場で公開されるようになり
ますます、可能性が広がってゆくことは嬉しい限りです
「気軽に～」
軽く聞こえる言葉ですが、敷居が高い物や、ソコまで好きじゃないけど気なる物が
シネコンと言う立地を生かして公開されて行くことを楽しみにしています

公式HPhttp://www.geki-cine.jp/

短い期間ですがゼヒ松さんの美しさを体感してください（笑）