「東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン」：魚屋の映画日記：SSブログ

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「東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン」　[映画（劇場）] [編集]

「本日の一本」

「東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン」

映画の話をほとんどしなかった（笑）「ゆる会」の時にも
ほんの数分話題にのぼったコノ作品
原作の素晴らしさを吹きまくっていたボクですので
何とか早く見たいと思い、本日やっと見ることが出来ました

原作を読んだ時の衝撃は忘れられません
http://blog.so-net.ne.jp/uogashi-eiga/2005-10-23
アノ優しい文章が、いったいどんな作品に仕上がっているのか
あえて、ＴＶ関係を見ることを止めて、映画公開まで映像作品を見なかったボクに
コノ作品は少しばかり肩透かしを食らった作品でした

「号泣」の文字が並ぶパブリシティとは裏腹に、魚河岸”泣き虫”オジサンが
二つのシーンで一筋の涙を流すにとどまったコノ作品
思い入れが強い分だけ、ザンネンな部分も目立ってしまう事になってしまいました

リリーさんの文章もさることながら
登場する人たちの、ソノ愛すべきキャラクターが省略というか
浮き出てこなかったことが非常にザンネンでした
まぁ、あれだけ長い小説ですから、しょうがない部分もあるのですが
オカンが東京に出てきてから、部屋に集まる友人達とのふれあいを
もっと映し出して欲しかったと思うのはボクだけなのでしょうか
オカンが幸せを感じ、一生分の親孝行を受けたと思う暮らしを
少年期を削っても、もう少し長く深く見せて欲しかったです

ソンナ不満を薄れさせてくれたのは、樹木希林さんと内田也哉子さんの親子共演でした
親子でオカンのイマとムカシを演じる企画は絶妙だったと思います
内田さんの飄々とした佇まいはオカンの背中にある苦労を微塵も感じさせない
悲壮感がない苦労を見事に演じてくれていたと思います
希林さんの演技は非の打ち所がない素晴らしいものでした
ソレだからこそ、オカンの部屋に集まる仲間達との交流を
もっと、もっと見たかったと思いました、ザンネン

豪華すぎるカメオ出演の俳優さんたちには楽しませていただきました
宮崎あおいちゃんと小泉今日子さんはイイ感じでしたね
そして、お待たせしました（笑）
わが女神、松さんに関して言えば、オイシイとこもってき過ぎです
過去の佇まいより別れてからの雰囲気のほうが美しかったです
オカンに治療を説得するシーン・・・・
いきなりのアップからの長台詞にしびれました
ソノ後のオカンのアップに繋がる流れも気持ちヨイ感覚でした
三人で車から東京タワーを眺めるシーンも良かったです
マタ、褒めすぎてしまいました（照笑）

心の隅にしまっておきたい映像もあるんですが
原作のよさが上手く描かれていないのがザンネンに思った作品でした

　　　　　　　　　　　　　　　　もう一度、家族で見上げたコノ写真を・・・・・

2007-04-24 22:52 nice!(3) コメント(9) トラックバック(2)
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nice! 3

原作に思い入れがあると、確かに「肩透かし」感は否めませんねえ。
それにしても、松さんのこと、褒めすぎです（笑）。
by ken (2007-04-25 00:45)

私も原作に思い入れがあるので、観るかどうか迷ってます。
テレビは見てしまったのですが、もこみちは違うだろ！って思いでいっぱいでしたし(^。^;;
by (2007-04-25 10:05)

＞kenさん
こんにちは
気持ちが映画に集中してなかったのかもしれませんが
少し面食らってしまいました
松さんは、褒めすぎるくらいがちょうど良いのかと（笑）

＞おぺさん
こんにちは
樹木さんのオカンは見る価値アリでしょう
だからこそ、ザンネンでした
niceアリガトウございます
by 魚河岸おじさん (2007-04-25 15:03)

はじめまして。
この映画、私も少し残念でした。
原作を読んでいると何かが足りないと思ってしまいます。
映画だけを観た方は絶賛の声のほうが多いようですが…
希林さんの演技は言葉に尽くせなくて
ぜひご覧になってくださいとしか言えない。素晴らしかった。
松さん、オカンの指輪もらっていいのというシーンが好きでした。
by miyuco (2007-04-25 15:27)