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「トランスアメリカ」 [DVD]

「本日の一本」

「トランスアメリカ」

男性であることに違和感を持ち、性転換の手術を1週間後に控えたブリー
LAに住む彼の元へ、NYから、トビーという少年が現れます
彼は17年前に一度だけ女性と関係したブリーの実の息子でした
NYからLAへ、ブリーは父親であることを隠しながら
トビーはLAに住む父親に会いに行くための旅が始まります・・・・・・

性同一性障害
恥ずかしながらコノ障害のことを知ったのは最近です
自分の中の性の不一致に悩む人たちの苦しみ
ソコから抜け出そうとしている人たち姿
様々なメディアで見聞きしてきましたが
コノ作品に出会えた事で、彼(彼女)たちの心の痛みが
ほんの少しですが、理解できた気がします

見も心も女性にになれる瞬間に、思い出さされる男としての過去
ソノ過去と決着をつけるために出た旅でブリーは父性と母性の両方をステキに見せてくれます
最初、チョット気味が悪い感じを残しながら、女性になれる喜びを見せるブリーが
一緒に旅をしているトビーの気持ちと重なるように
彼女がどんどんステキにたくましく見えてきます
バディムービー、ロードムービーが持つ魅力的でお約束満載のコノ物語が
フェリシティ・ハフマンというスバラシイ女優さんの存在で
心の奥に小さな明かりを灯してくれます
旅の途中で出会う人や、それぞれの家族のエピソードも
重たくも軽くもなく、サラッと見せてくれながら
イロイロ考えさせられてしまう演出もスキですね・・・・

太陽を真っ直ぐに浴びれないような影を残しながら生きているブリーの姿が切ないんですが
ラストは、本当に女性(母親)の強さと優しさを持つ凛とした佇まいになる彼女の姿
103分間、様々な人生の旅を見せてもらいました
オススメです

トランスアメリカ

トランスアメリカ

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2007/01/27
  • メディア: DVD


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コメント 2

tap

お久しぶりです。
観たいなと思って見逃した映画です、これ。
ちょっと路線は違いますが、ドラッグクイーンのロードムービー、「プリシラ」が私はとても好きです。
すっごくヴィジュアル的にはオシャレで、突飛なんだけれど、そんな彼等の背景と心情が描かれて、とても飛ばしているようでいて、いろいろ訴えかけられる映画です。あ〜、観たくなってきた。
by tap (2007-11-10 20:50) 

魚河岸おじさん

>tapさん
お久しぶりです
「プリシラ」
ボクも大好きな作品です
何度見ても、涙が止まらない物語
久しぶりに見直そうかな・・・・
niceアリガトウございます
by 魚河岸おじさん (2007-11-11 16:39) 

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