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「百万円と苦虫女」 [映画(劇場)]

「本日の一本」

「百万円と苦虫女」

就職もせず、アルバイト生活を送っている「鈴子」
アル出来事をきっかけに、刑事事件を起こしてしまいます
傷ついた彼女は家を出て、放浪の旅を始めます
「百万円貯まったら次の土地へ」
一つの約束事以外は、全く何も決めていないコノ旅(?)
海、桃畑、地方都市
行く先々で出会う人たちとの係わり合いの中から
彼女は新しい自分と向き合ってゆくこととなります・・・・

「赤い文化住宅の初子」がキョウレツな印象を与えた「タナダユキ」監督
今回も、ギリギリの女の子の姿を
「蒼井優」チャンという、サイコーの女優さんを迎えて
ステキな作品に仕上げてくれました

モウ、コレは「蒼井優」のために製作された作品と言っても過言ではない
ソレほど、彼女の魅力と才能がギッシリと詰まった作品です
世の中と関わるのが苦手な女の子
普通の目立たない人生を送り、友人も、携帯も持たない鈴子
ソンナ彼女が巻き込まれた事件をきっかけに
「自分探し」ではなく、「自分隠し」の旅に出た彼女
この旅を続ける彼女の姿をカメラは追い続けます
世間に中指を立てるでもなく、人せいにするでもなく
なるべく、人と関わらないように生活している彼女は
決して自堕落に生きるのではなく、キチンと働き続けます
ココがコノ作品を魅力的にしている所だと思います
労働から生まれる、人との繋がり
「褒められること」「怒られること」「愛されること」など
彼女の生きる世界が、確実に変わってゆきます
一人では生きてゆけない、人と関わることでスバラシクなる人生
ソンナことが、確実なカメラワークの中
優しく、キチンと語られて行きます・・・・・

とにかく、蒼井優チャンがスバラシすぎます
彼女の魅力と才能が再確認できる作品です
芸達者な役者さんたち(ピエール瀧さんが最高です)に囲まれて
「鈴子」を本当に魅力的に演じています
常に眉間にシワを寄せ、難しい顔をしている鈴子を
チャーミングに、イヤミ無く見続けられるのは
彼女のキャラクターによる所が多いいと思います
頼りなげなんですが、歩く姿がシッカリとしている彼女の姿が
本当にスバラシク、ずぅ~っと見ていたくなります
ラストシーンでの、彼女の表情と台詞
サラッとしていながら、力強い彼女の姿に
思わず「ニヤッ」とさせられながら突然終ってしまうコノ作品
タクサンの人に見てもらいたいステキな小品です

公式HP
http://www.nigamushi.com/index.html





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コメント 4

kotori

私も見ました~w
蒼井優ちゃん、ほんとに「鈴子」にピッタリでした。
いい映画でした~。
姉と弟の関係も、なんかよかったです。
最後の、優ちゃんの振り向いた顔がステキでしたね。
by kotori (2008-07-21 22:31) 

魚河岸おじさん

>kotoriさん
こんにちは
イイ作品でした
蒼井優チャンは
コノ年代の女優さんの中では
アタマ一つ抜き出ていると思います
niceアリガトウございます

by 魚河岸おじさん (2008-07-26 16:16) 

ひいらぎ

これ、見るまで魚河岸おじさんの記事は読まないでおこうと思ってたんですよ!
なんだかいい映画だと思いました。
後ろ向きながら前に歩くような、複雑な気持ち。
優ちゃん、可愛かったー。
by ひいらぎ (2008-07-30 18:52) 

魚河岸おじさん

>ひいらぎさん
こんばんは
ヨイ作品でした
モウ一度みたいです・・・
蒼井優・・・・・
目が離せません
by 魚河岸おじさん (2008-08-02 21:35) 

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