「観察　永遠に君をみつめて」：魚屋の映画日記：SSブログ

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「観察　永遠に君をみつめて」　[DVD] [編集]

「本日の一本」

「観察　永遠に君をみつめて」

茂樹　１０歳
弥生　１０歳

出会った二人の間に、純粋な愛が芽生えます
男は４０年間彼女を見守り続けます
女は４０年間彼に見守られ続けます
４０年に及ぶ微妙な距離感での純愛
茂樹の人生
弥生の人生
それぞれの人生を映しだしながら
物語は不思議な感情を生み出しエンディングを迎えます・・・・

彼女を追い続け、見つめ続ける男
最初、彼の人生から追い続けるので
なんとも居心地の悪い、ストーカー的な物語としか見えない部分もありました
見つめ続ける彼女のためだけに人生を費やす
果たして、ソンナ事が出来るのか？気持ち悪い男にしか見えないんじゃないか？
ソンナ事ばかり考えて見続けていました
中盤
彼女の人生を追い続ける展開から
物語はガラッと趣が変わってきます
孤独、病気と闘う彼女
見守られ（？）続けることで、生きる糧を見出して行く彼女
見守る彼との生活を選ばずに、別の男性を選ぶ彼女の姿
何かに怯えるように生きている彼女の姿
ソコには、茂樹の視線が常にあります
ソレをわかっている彼女の気持ちも描かれてゆきます
ソコからコノ二人の人生が、トテモ愛しいものだと物語は語ってゆきます

そうかもしれません・・・・

デモ
ボクはそんなに美しいものだと、諸手をあげて賛同は出来ませんでした
４０年の愛の奇蹟なのか？
見続けることで成立する恋愛とは？
ラストの弥生を写した写真が語る恋物語
「好きな人と、話したい、触れたい」と思うボクには
トテモできない、本当に純粋な愛の物語でした
「ゆる会」のお題にしたい作品でもありました・・・・