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「誰も守ってくれない ソシテ フジTV誰も守れない」 [映画(劇場)]

「本日の一本」

「誰も守ってくれない ソシテ 誰も守れない」

「踊る~」のスタッフが作りあげたドラマ
警察が加害者家族の保護をすると言う
公には認めていない任務を行う刑事と守られる少女の姿を通して
現代社会を浮き彫りにする骨太なドラマでした

先週の土曜日
コノ物語の4ヶ月前の事件を題材にしたドラマが放映されました
「誰も守れない」と名づけられた作品
コノドラマを見たおかげで、各キャラクターの人物像や
ドンナ思いで今回の事件と向き合っているのかなど
カナリ深い部分も分かることが出来ました
宣伝もあるのでしょうが、コノ企画はナカナカ良いと思います

ドラマのエンディングから始まる本編
なんでもない日常が崩れ落ちるところから始まる物語
コノ作品を見て何を語ればよいのでしょう
加害者の家族は、加害者と同じように罪を償え!
鬼畜の家族はヤハリ鬼畜だ!
ソンナヤツラをナゼ?警察は守るのか?
圧倒的で理不尽な現代社会の恐ろしい部分にさらされる
何の罪もない少女の姿を通して見えてくることは
人間の様々な心の襞でした

自分の身内を殺されたら、ボクは犯人のことをどう思い
ソノ家族に対して、ドンナ感情を抱くのか?

上映中ソノコトばかり考えていました
浮かび上がる考えを表現しているかのように
様々な人物が登場します
単純に心がすさんでいる人
自分の中の怒りを犯人家族にぶつけることで心のバランスを保とうとしている人
匿名をイイことに、まるで神にでもなったかのようにネット上で書き連ねる人
理解しようとして、必死に自分と葛藤している人
面白おかしくしか思ってない人
ソンナ人たちの姿は、自分なのかも知れません
決して
物分りのいい言葉を書いたり、聖人みたいになれない自分は
復讐を考えるのか、家族を徹底的に攻めるのか
全てを飲み込んで赦してしまうのか
結論なんて出ないんですが、昨日からそんなことばかり考えています

「結局、被害者も加害者も家族を失うことは同じなんだと思います」

登場人物の一人が語るコノ台詞があったことで
重たい物語に一筋の光が射したような気がします
奇麗事かもしれませんが
ボクがコンナ風に思えるとは思いませんが
ココに一つの思いと答えがあるような気がします

見る人の年齢などで感想がまるで違う作品だと思います
ホント多くの人に見てもらいたい作品です
ゼヒご覧下さい

最後に、何回か書いているかもしれませんが
ミスチルの「タガタメ」の詩をモウ一度書いておきたいと思います



子供らを被害者に 加害者にもせずに

この街で暮らすため まず何をすべきだろう?

でももしも被害者に 加害者になったとき

出来ることと言えば

涙を流し 瞼を腫らし

祈るほかにないのか?




子供らを被害者に 加害者にもせずに

この街で暮らすため まず何をすべきだろう?

でももしも被害者に 加害者になったとき

かろうじて出来ることは

相変わらず 性懲りもなく

愛すこと以外にない



高校入学が決まった息子へ
コノ作品を見るように言いました
ドンナ感想を持つのか?
怖いような、楽しみな思いです・・・・・・・

公式HPhttp://www.dare-mamo.jp/index.html

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みなみー

このドラマを観てから、映画を観ようと思ってました。
善人がずらりと出てこないとこに、リアリティがありますね。
早く映画が観たい!
by みなみー (2009-01-27 11:40) 

魚河岸おじさん

>みなみーさん
こんばんは
ドラマ見て、スグ見に行っちゃいました
戦略に負けた感じです(笑)
デモ
ヨイ作品でした
niceアリガトウございます
by 魚河岸おじさん (2009-01-29 17:36) 

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