「バ－ン・アフタ－・リ－ディング」

「本日の一本」

「バ－ン・アフター・リ－ディング」

昨日の雨が嘘のような快晴の日曜日
久しぶりに自転車で豊洲、木場、門前仲町をユックリと走ってみる
ＧＷ直前の休日の街は、ユックリとしたぺ－スで動いていました
出張や、仕事の事で頭がパンパンになってしまっているボクは
今年の黄金週間は、横浜行きも止めて、ノンビリすることに決めました
ヤット豊洲にもツタヤがオ－プンし
１年貯めた、シネコンの無料鑑賞券もタップリあるので
映画三昧の日々を送る、トテモ楽しい休日ライフになりそうです

本日はソノ一発目
コ－エン兄弟の最新作
豪華キャストが話題の、クライム・エンタテインメントです

「ノ－カントリ－」後の新作は、軽い感じの作風で
兄弟お得意の、乾いた軽い感じなのに
見終わるとジワッと汗が滲んでいる、薄ら寒い感じが支配する
アッパレな作品でした

１枚のディスクが巻き起こす悲劇
一人の女性が計画する、幼稚な欲望から始まる、幼稚な企みが
多くの悲劇の連鎖を生む、不条理な物語は
自分が生活する社会にも共通する恐怖が渦巻いていて
誰も知らないと思っているのは、自分だけで
自分の浅はかな知恵など、決して全て上手くいく事など無いことを
鑑賞後に、今回もシッカリと教えてくれました
コノ兄弟の作品に度々題材になる普通の人々の犯罪
臆病なのに、一線を踏み外すととんでもない行動を起こす姿は
笑いを誘うときもあるんですが、ハッと気づくと背筋が寒くなる描き方がスバラシく
今回も短い上映時間の中に、コレでもかと言う位
不倫、殺人、精神障害など、人間の本音と嘘が詰め込まれています
ソンナ重たい題材を、あっけらかんとコメディ－タッチで料理し
豪華なキャストたちに、オカシナ人たちを演じさせる彼らには感服です
中でも、ブラピ演じる筋肉バカはサイコ－でした
何も考えないで犯罪に手を染めようとしたときに起きる悲劇
コノ作品のハイライトだとも言える、ブラピとジョ－ジ・クルーニーが競演する部分は
ボクの予想と楽しみをアッサリと裏切る、心拍数アップの名シ－ンでした

トニカク軽いのに、重たくのしかかってくる作品です
ゼヒ、昼間の鑑賞をオススメします
劇場を出たときに回りが暗いと、チョット気分が滅入ると思います