「１２人の怒れる男」

「本日の一本」

「１２人の怒れる男」

何も説明のいらない、シドニ－・ルメット監督の名作が
ロシア映画の現代版で甦りました。
オリジナルが好きなボクは、スル－しようとしていましたが
クリスさん始め、映画仲間からの感想を見聞きしているうちに見たくなりまして
遅まきながら、鑑賞の運びとなりました。

「ナンテ重厚な作品なんでしょう」
鑑賞後に、圧し掛かってくる重たい感情
陪審員たちが協議する一つの殺人事件を通して
１２人の男達が語るロシアの現状
イメ－ジショットがインサ－トされながら映し出される
体育館での緊張感溢れる物語は
ロシアの事など、何も知らないボクに
他民族国家抱える問題と、人が人を裁く事の重要な問題を
シッカリと伝えてくれました。
自分のことを語りながら、被告人のことになぞらせ
裁くことの難しさと重要さを語りつくしたコノ作品
役者さんたちのスバラシイ演技も含め
見事な作品に仕上がっています。

人が人を裁く
難しい永遠のテ－マ
奇麗事も、投げやりな気持ちも、めんどくさいと思う感情も
人の心の中に、潜んでいる様々な感情を抉り出したコノ作品
リメイクと、一言で括れない作品です。

12人の怒れる男 [DVD]

• 出版社/メーカー: 東宝
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十二人の怒れる男 [DVD]

• 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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コメント 3

こんばんは。
見応えのある作品でしたね～！
オリジナルに近い展開かと思ってみていたら、どんどんロシアの世界になってきて
観終わった時はう～んと唸らされていました。
もう一度じっくり見てみたいです(^^)
by non_0101 (2009-05-29 00:04) 

スタイリッシュなオープニングから、質の高さを感じました。
ストーリーも然る事ながら、なんと味のある役者たちを揃えたものだと、隅々まで感心してしまいました。
by 江戸うっどスキー (2009-05-30 15:59) 

＞non_0101さん
こんにちは
コノ展開は面白かったですね
時間の長さと比例する重量感
スサマジイ作品でした
niceアリガトウございます

＞江戸うっどスキーさん
「映画を見た！」的な作品でしたね
イロイロ考えさせられました。
niceアリガトウございます
by 魚河岸おじさん (2009-05-31 16:50)