「息もできない」

「本日の1本」

「息もできない」



各方面で絶賛の韓国映画
昨年見ていたんですが、アマリの衝撃に上手く記事が書けず
再度見直して見ました
ヤハリスゴイ作品です


暴力で染め抜かれた物語

痛みが苦手な人は、ココでギブアップでしょう
物を使った痛さではなく
拳や足から伝わる「ゴツっ」とした感覚とでもいいましょうか
のめり込む感じの痛みに溢れた作品なんです

道端で出会う主人公二人

喧嘩というか、罵り合いから始まるラブストーリー（？）

お互い育った環境が似ているからなのか
置かれた環境が似ているからなのか
互いに惹かれ合ってゆきます


「父親からの暴力」

トラウマから上手く愛情（感情）を表現できない辛さ
ソンナ２人が、２人の時だけ魅せる表情がタマラナクステキなんです
日常の暴力（言葉を含む）の描写が痛々しい分だけ
漢江でのシーンは心にひびきます

哀しい因果で迎える哀しい結末・・・・

その後、残された人たちの生活を映し出して終わる物語は
最後の最後に心に安心感を与えてくれます
デモ
愛する（？）人を殺した犯人を、彼女は知ったのか？
ソコを分からないまま終わらせるエンディングが唸らせます
知った上での笑顔なのか？
知らない上での談笑なのか？
ウマイ終わらせかたですね
幸せと感じるソノ裏側にある事実
息を呑んで見つめていました・・・・

すさまじい作品です。