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「マイ・バック・ページ」 [WOWOW]


「本日の一本」

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ご無沙汰しておりました

PCがついに動かなくなりまして
友人の所に入院をしていましたが
昨日無事に我が家に帰ってまいりました。
中を治療していただきまして
快適な状態で新たに付き合って行けることに感謝しております
モウ10年使えるかな?

本日は、久しぶりに重ための作品を選んでみました
ボクの中で、イツも疑問が残る時代を描いた作品
今回はドンナ感想が書けるのかな・・・



川本三郎氏が1968年から1972年に記者として活動してきた時代を描いた原作

東大安田講堂事件 三里塚闘争 ベトナム反戦

ウネリを上げていた日本を記者の目から見た物語は
今まで見てきた左翼物とは、チョット意味合いが違って感じられました。


安田講堂陥落を安全地帯で見ていた東大卒の記者
活動家を名乗り世界を変えようとした学生

激動の時代に出会った二人の数年間
一人のチカラで世の中が変わると信じていた若者に共鳴した記者
何かがオカシイとわかっているのに惹きつけ合う二人に待ち受けている現実
カナリ興味深く見させていただきました

言うばかりで行動が伴わない活動家
ココの部分がヨク描かれていて
当時はコンナ若者が多かったんじゃないかと考えさせられます
若さのエネルギーゆえか、日本を 世界を変えようと真剣に考える若者を
現代社会のボクたちは、笑ったり、批判することはカンタンです
デモをするだけで、平和な世の中が来るなんて思っていないこともわかります
シカシ、何かをしなければならないという使命感の中
間違っている行動でも突き進む姿をキチンと焼き付けなければいけないと思いました
ソコを認識しなければ、テロリストと同じ考えになってしまいます
国や世界を思い争うことは正しいのか?
国や世界のために仲間を騙したり殺したりすることは正しいのか?
国や世界のために権力に立ち向かい殺されることは正しいのか?
イツもこの事にたどり着いてしまいます

ですが、今回の物語は少し違いました
左翼にもなれず、ペンで国を変えようとした若者の姿を追うことで
当時の矛盾が描きだされてきます
惹かれ、行動を共にした先にあった現実
ココからがタイヘン興味深く見れました
ソノ先で彼が見た現実を語るラストシーン
近年稀に見る名シーンだと思います

日々生きてゆく・・・・

イチバン簡単そうで、イチバン難しい事
多くの革命家が目指した笑顔の世界とは?
批判とか共感とかの前に感じられた圧倒的なメッセージにヤラレました

スバラシイ作品です






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