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「グッモーエビアン!」 [映画(劇場)]

「本日の一本」

「グッモーエビアン!」

今年もTIFFの季節が来て、アッという間に終わってしまいました

今年は、アル方のご好意で2本の作品を見ることができました
本日はソノ一本目
特別招待作品で、麻生久美子 大泉 洋 主演で描かれる
チョット変わった家族映画でした




元パンクバンドのギタリスト 17歳でシングルマザーになったアキ
ソノ娘で、シッカリ者のハツキ
アキと一緒にパンクバンドのボーカルだったヤグ
三人が織り成す物語は、ロックな物語と思いきや
中学生の少女を中心とした成長物語でした

未婚の母になることを決めたアキに寄り添い暮らしてきたヤグ
見守っているかと思いきや、突然2年間の放浪の旅に出るなど
自由なことこの上ない男ですが、二人の関係には迷いが一切ありません
ソンナ自由な二人を理解できない思春期のハツキ
知らないあいだに深まる溝
ソンナ溝を埋めることはできるのか?
物語はソノ一点で進んでゆきます

ロックやパンクな生き方
様々な視点で描かれてきたテーマ
コノ作品もロックな部分が垣間見れますが
決して深く入り込まずに、サラっとロックっぽい感じに描いているところが
物足りなくもあり、作品の流れからして、コンな感じでイイのかも思います
ソウは言っても、三人が暮らす部屋のポスターや本など
小物たちには、ロックな匂いが隠されていて、思わずニヤリとしてしまう事も度々でした
先にも書きましたが、一人の少女の成長の過程を見せる作品ですから
ロックは味付け程度なのは仕方がないですね

こじれにこじれた関係のアト、家族がそれぞれ向き合うキッカケになる事件からは
軽く描かれていた物語は、チョットだけシリアスになります
スベテがクリアになる過程は、いささか出来すぎで簡単すぎますが
重たい作品ではないんですから良しとしましょう

肝心のライヴシーンですが
麻生久美子嬢ががドンなギタリストを演じるのか?
ソノ一点だけを楽しみにしていました
上映前の監督が「バンドの空気感を出したい」とお話していましたが
ソコの部分はうまく描かれていたと思います
久美子嬢はグレッチをクールに抱いて、不敵な笑みを浮かべながらステージに立っています
ウソ臭さは微塵も無くてナカナカな感じでした
反面
大泉 洋さんのボーカルスタイルは、ザンネンながら「?」でしたね
キメキメのパンクファッションが必要だったのか?
戦闘服な感じで描きたかったのかもしれませんが
チョット無理がありすぎてひいてしまいましたね
ラストの笑顔がステキなだけに、ザンネンでした

ソシテ、ハツキ役の三吉彩花チャン
美しい、新しい女優さんの誕生ですね
目力が非常に印象的で、今後が楽しみな女優さんです

「ロックってナニ?」

コノ作品でも語られる一言です

答えはありません
ロックを感じる人、それぞれが答えを持っているんでしょう
コノ家族の答えは作品に描かれています
ボクが思う「ロック」って
みなさんが思う「ロック」って
ソンナ話ができる、上辺だけは平和な時代に生きていることを
再確認した作品でした

公開は12月15日だそうです






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