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「ストロベリーナイト」 [映画(劇場)]


「本日の一本」

「ストロベリーナイト」

最近のTVドラマで、カナリハマったシリーズ
竹内結子演じる姫川玲子のキャラクターがツボでした
ドラマの最終回で発表された映画化
期待しちゃって・・・・

ドンな作品になっているんでしょうかね

ネタばれとまではいかないかもしれませんが
カナリ内容に突っ込んで書きますので
これから見ようとする方はお気を付けください




ストロベリーナイト

姫川玲子率いる捜査一課姫川班の面々が織り成す人間物語

大胆で、人間臭くて、残酷で、優しい

ソンなイメージの物語たちに魅了されてしまい、見続けてきたドラマ
映画化で語られる姫川班最後の事件は
決して仰々しい、大規模なものではなく
地味で、闇が深い、底なし沼のような事件に飲み込まれてゆく
人間たちの物語でした

姫川玲子一人に絞られる物語

原作未読なので分かりませんが
第一印象はソンな感じの作品だと思います
ボクが期待していた姫川班も人間臭い物語ではなく
姫川玲子の心の葛藤に焦点を合わせ物語だと思います

惹かれてはいけない男に惹かれる

マキタと名乗る男の登場で動き出す深くて暗い事件は
切なく、哀しい、3つの魂の叫びが聞こえてくるものでした

お金や、愛情に潰される家族
歪な愛情表現や強姦
弱者である女性が被る最悪の犯罪
人間として最低の行為でねじ伏せられた生きる希望
ソンな女性の姿を見続けてきた家族
押しつぶされる希望と、湧き上がり続ける怒り
人には見せられない傷から流れ続ける血
ソンな傷を持つ者同士が、運命のいたずらのように集まってしまった事件
「人間は2種類だ、人を殺せる人間と、人を殺せない人間」
コノ言葉が重くのしかかってきます
心の傷を癒せるものは、コノ世の中に果たしているのか?
3人の絶望の中に見えるかすかな希望の光は
思わぬ展開で、マタ遠くに去ってしまいます

ずるいというか、そんなぁ~という結末で終わる物語ですが
スタイリッシュな映像と、心に棲む闇の部分の描き方には満足です
タダ
姫川に焦点を置いたため
姫川班や周囲のキャラクターがぼやけてしまったのがザンネンです
特に菊田にモウチョット登場してほしかったですね
ソレぐらいが不満かな

TVスペシャルでもいいような演出ですが
映画の醍醐味も数シーンありましたので良しとしましょう

アトは小説で姫川玲子と会うタノシミとしましょう




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