「ザ・ハリケーン」

「本日の一本」

「ザ・ハリケーン」

「確かボクシングの映画だったよな」
ソンな感じで見始めたボク
徐々に記憶は蘇ってきましたが
初見のような感動もありました。



黒人差別の冤罪事件を題材にした骨太な作品

変態オヤジから友人を守ってから始まる
差別主義者の刑事との確執
まともに生きようとするとジャマが入る
悪いことをしていない人間に対して
ココまで出来てしまう、差別という名の怪物
ほかにもたくさんあったんでしょうね

「夜の大捜査線」「ミシシッピバーニング」など
黒人差別を描いた作品はタクサンあります
描かれても、描かれても、制作される
人種差別の問題の深さが浮き彫りにされます

コノ作品の見所は、カーターとレズラの出会いから始まる物語でしょう
カナダ人に救われた青年が、彼らとカーターを救い出す
嘘のようなホントの話が見るものをひきつけます
感動とかでは収まりきらない何かを、心に残してゆきます

人を救うということ

考えさせられました