「みなさん、さようなら」 [DVD]
「本日の一本」
「みなさん、さようなら」
気になる中村義洋監督の作品
団地で一生を過ごすと決めた男の物語は
イガイな作品でした
高度成長期から日本の住宅を支えてきた団地
イマは見る影もないことになっているところもありますが
ちょうどボクらがガキの頃の話から始まる団地物語は
一癖も二癖もある物語でした
12歳の春に「一生を団地の中だけで暮らす」と決めた主人公
観客はナニもわからないまま、物語は動き出します
確かに暮らすことはできそうだとも思いながら
心の隅に違和感を感じながら
物語はドンドン進んでゆきます
初恋 桃色の青春 就職 挫折 結婚 別れ
狭い空間で起きる様々な出来事を見ていると
突然、彼がナゼ団地から出ないと決めた理由が明らかになります
ソコからは、ファンタジーではなく
現実が突きつけられる展開になってきます
コノ強弱の付け方には唸らされましたが
後半がチョット弱くなってしまった感じがします
監督の作品は、後半が魅力的なんですが
今回は違いましたね
チョットザンネンです
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