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「そして父になる」 [映画(劇場)]


「本日の一本」

「そして父になる」

是枝監督作品
カンヌで審査員賞を受賞し
ナニかと話題の作品です

酒から離れている時間に見たいと思い
フダン晩酌している時間を有効活用して見てきました





6年間育ててきた息子は、病院で取り違えられた他人の子供だった
監督はまたもや、トンでもナイ作品を作り上げてしまいました

唐突に訪れる事実
ソコから始まる、二つの家族の物語は
見る者の心に、小さいけれど、イツまでも残り続けるような
ソンな物語でした

血をとるのか?
愛情を注いだ時間をとるのか?

極端に振られた幅の二つの家族
成功しているがギクシャクした関係
生活は苦しいけれど、密度の濃い関係
ソンな極端な設定の中で取り替えられようとする二人の子供たち
子供特有の戸惑いと大胆さを、二人の子役は見事に演じております
子供にはせりふを与えなかった監督の見事な手腕だと思います
ソコに乗らなければならない役者さんたち4人の演技は、サスガ!の一言でした
特に、真木よう子サンの芝居の上手さには感服します
ガサツだけどヤサしいおかあさんを見事に演じております

起こりえるようで、なかなか起こらない問題
ボクだったら、ドンな選択をするんだろう・・・
周りの喧騒を最小限に抑え、二つの家族に絞り込んだ演出が光り
鑑賞中ソンなことばかり考えていました
親の苦悩
子供の苦悩
二つがキチンと描かれながら
コノ終わり方しかないラストシーンへと向かう展開
感動なんて言葉で括ってはいけないように思えました
血を選ぶのは当然だけど、コノ家族たちに当てはまるのか?
愛情だけで進んで、将来の苦しみを考えたら・・・・
頭がこんがらがるくらい深いテーマです

「誰もしらない」で家族とは何か?を突きつけた監督が
またもや、トンでもない問題を出してきました

ふと思い出してしまう作品になるでしょう

スゲぇ監督だ・・・・


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Sho

私が小学生のとき、同じケースの事件が起こり、ニュースで流れていました。子どもながらに「もし自分がその立場だったら・・」と思うと、胸が締め付けられるようにどきどきしました。
その時父が私を振り向いて、「今まで育てて、Shoは違ううちの子どもでしたなんて言われても困るよなあ!!」と、照れたような笑顔で言っていたのを覚えています。
是枝監督の目の付け所は、すごく興味深いです。どういうことを考えているのかなあ、と思います。
この映画も見たいと思います。
by Sho (2013-09-29 16:12) 

魚河岸おじさん

>Shoさん
ご無沙汰しております
血の繋がり
一番底にある人の繋がり
面倒で愛おしい繋がり
イロイロ考えさせられました
ゼヒご覧ください

by 魚河岸おじさん (2013-10-06 07:43) 

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