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「共喰い」 [DVD]

「本日の一本」

「共喰い」

ご無沙汰いたしております
ナンでコンナに映画から遠ざかっているのだろうか?
見たい作品が少ないのも事実ですが
それにしても鑑賞回数が激減しております
心が映画に向いていないのでしょう
ジタバタせずに、気持ちが向くのを待ちます




青山真治監督作品
性癖と女優さんの体当たり(?)演技にバカリ話題が行った作品です
ボクは人間の業や血縁(DNA?)
日本人独特の感情を期待して見始めたんですが
コレがトンデモない作品でした

暴力を振るわないと興奮しない男
ソレを受け入れる女、受け入れない女、どうでもいい女
ソンな大人たちを見て育った息子
彼をスキな同級生

昭和が終わろうとする田舎町で起きる物語は
ラストまで見るのが辛い作品でした

暴力を受け入れてしまう女性の心理
ドウしても理解できない部分なんです
女性に暴力をふるい、性のはけ口にするなんて言語道断です
ボクは常に思っているんですが
受け入れることに快感を求めている意外
嫌々させられていることに腹がたってしょうがないんです
ソンなシーンを見せ続けられていることが苦痛でした
父親と同じ感情を持つ息子の葛藤
ソンなキレイな話じゃありません
タダのワガママぼうやです
やりたいからやる
たとえ父の愛人でも
やりたいからやる
誰にでもある感情なのかもしれませんが
ソレを抑えることで人間は成り立っているんだと思います
やったもん勝ちでは悲しすぎます

原作者、監督はナニを伝えたかったんだろう?
「皆さんにもコンな感情や性癖がありますよ」なのか
「女性の皆さん、ヤられる前に殺っちゃいましょう」なのか
「コンな大人や男になっちゃダメですよ」なのか
チョッと理解に苦しむ作品でした
青山監督作品で注目していながら、題材で尻込みしていた作品
見ないほうが良かったのかも

ただね
ラストシーンが意味深なんですよ
アル事件をきっかけにして、男女の立場が逆転するんですが
ソノおぞましい事件があればこそのエンディングに
考えることがたくさん出てきた作品でした



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