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「本日の一匹 一魚一会~生助子」 [一魚一会]

「番外編」

「本日の一匹 一魚一会~生助子」

次から次ぎへとやらなければならない事が、襲ってきます。
自宅へ戻っても、なかなか映画を見ることが出来ません、
これも、新しい生活のための試練と思いながら毎日を過ごしております。

そんな訳で、言い訳のような本日の番外編は
以前に予告しておりました通り、「北海道産生助(タラ)子」であります。


今回も美しい輝きを放っているでしょう、
本日の産地は「虎杖浜(こじょうはま)」です。
近海物の助子の名産地です。

もう、子も大きくなり産地では上物を含めた塩助子の生産が始まっています。
そんな中、飛行機に乗っかって築地まで向かってくる生助子ですから、不味いわけがありません
スーパーさんの店頭にも並んでいることが多いと思いますので
見かけたら一度、お試しになるのもよろしいのでは、

自宅での食べ方は一通りしかありません、「煮る(炊く)」のみです。
濃い目の出汁で煮るもよし、切れ目を入れて花を咲かせてもよし、なんですが
ここで、我が家の美味しい食べ方を教えちゃいましょう!

「薄い出汁とキャベツ」コレです!
薄味の出汁に生助子を適量(そのままと、切れ目を入れたものと半々で)
そこに少し多いかなと思うくらいのキャベツをドサッと入れて
後は出来上がりを待つだけです。簡単でしょう。
だまされたと思って一度お試し下さい、本当に美味いです。

オレンジ色のツヤが良いものがオススメですが、多少黒っぽいものでもOKです。

少し寒くなってきたこのごろ、鍋物ばかりではなく
こんな、暖かい料理などいかがでしょうか。


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「本日の一匹 一魚一会」 [一魚一会]

「本日の一匹 一魚一会」

本当にこの季節は、築地には美味しい魚が集まりだします。
前回に引き続き、本日も幾つかご紹介します。

北海道産本柳葉魚

十月からほんの短い間だけ、漁が行われる「本柳葉魚」です。
柳の葉の魚と書いて(ししゃも)と読みます。
何故このように書くのか知りたい方は、次回のゆるーい鑑賞会で(笑)
柳葉魚は鮭と同じで産卵の為、生まれた川に帰ってきます。
外国産の魚を子持ちししゃもなどと呼んではいますが、
北海道で獲れる魚のみが本柳葉魚と呼ばれる魚です。

北海道の一部だけで漁が行われる本柳葉魚は釧路産などが有名です。
しかし、その少ない産地の中で特に有名なのは鵡川産の柳葉魚です。
その鵡川(むかわ)産の新物が本日入荷しました!

こちらが、雌

こちらが、雄
どうですか、素晴らしい色とツヤでしょう、
この鵡川産の柳葉魚は魚の質も違いかなり大きな魚になっても
骨が全然当らずに、丸ごと食べることが出来ます。
もう暫くすると、新聞やTVで「鵡川のすだれ干し」が始まりましたといった
記事を目にすることが多くなると思いますので、その時はこの魚を思い出してください。

まだ、卵も成熟してませんし、干し方もあまくて生に近い状態ですが、
香りも良く、この時期にしか食べられない物なので、
もし、スーパーさんや、料理屋さんで見かけたときは是非お試しを、
この少し後になると、干し方がしっかりした、大きな魚も出てきます。
完熟の卵もしっかりと持った雌、脂がばっちりの雄、こちらもお勧めです。

食べ方は、シンプルに焼くか、素揚げ、天麩羅などが美味しいでしょう。
本当の旨さを体験してみてください。

おまけ「水蛸」

蛸も色んな種類がありますが、その中で「水蛸」は、これから、冬までが一番美味しいです
煮ても刺身でも美味しく、鮨屋さんでは吸盤だけを握ってくれる店もあります
本日は若手有望株くんが、18キロの水蛸を仕入れてきました

大きいでしょう、これも思わず写真を撮ってしまいました。
このあと、この蛸は、都内有名鮨チェーン店に足と頭を切り分けて出荷されました。
お勧めに「水蛸」とあったら是非お試しを!
ちなみにスーパーさんでも手に入りやすい魚だと思います。

この後も近海ものの、生助(タラ)子などがドンドン入荷してきます。
その紹介は、後日またと言うことで、本日はこの辺で・・・


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「本日の一匹 一魚一会」 [一魚一会]

「本日の一匹 一魚一会」

決意表明をした九月からあっとゆう間に十月になってしまいました。
いよいよ、私が働く魚河岸が一年でもっとも活気が溢れる三ヶ月に突入です。
特に鮭鱒魚卵を扱う者にとって一年で一番大切な時期でもあります。
なれない仕事を何とかこなしながら、頑張っています。
そのため、好きな映画もお預けの日がチラホラと出てきて
ブログを更新できない日が多くなってきました。
何も書かないのもストレスがたまりそうなので
本日は久しぶりに魚を紹介したいと思います。

「秋鮭 生筋子」

ご覧下さいこの見事な筋子のつやを
鮭は産卵のために生まれた川を目指して溯上してきます。
北海道、三陸、この時期は秋鮭漁一色になります。
特に秋鮭(秋味)と呼ばれる種類の鮭は古くから日本の食卓の主役でした。
雄は新巻鮭に雌は腹から卵を取り出し様々な形で私達の元へやってきます。

筋子と呼ばれる腹から出したそのままの卵達
生で販売されたり、塩漬けにして木箱に入り贈答品として重宝されたりしています。
この筋子を、もんでばらしたものをイクラと呼びます。
(ちなみにイクラとはロシア語です)
今年は秋鮭が豊漁で、生の筋子が皆さんのお近くのスーパーさんでも
簡単に手に入ると思います。
こんな年は、ご自分で醤油イクラでも作ってみてはいかがでしょう、

まず、筋子の選び方
とにかく鮮度が命ですから、色つやのよい物を選んでください
黒ずんでいるものはなるべくさけて、綺麗なものをどうぞ
作り方
うすい塩水か、ぬるま湯に筋子を浸して軽くもみながら卵をバラします。
この時破れた卵の皮が浮いてきますのでキレイに取り除いてください、
バラした卵をだし汁(市販のメンつゆでもOK)に漬けて冷蔵庫へ
お好みのつかり具合の時に後は食べるだけ
慣れれば簡単です。今度の連休にでも挑戦してみては・・・
ご飯の上イッパイの醤油いくら丼、美味しいですよ。

おまけ
活け渡り蟹

なかなか、手には入らないと思いますが、今が美味しい渡り蟹も紹介します。
若手有望株君は活け物中心で仕事をしています。
連日生き物との戦いなので、塩水一つにも非常に神経を使う商売です。
毎日仕入れてくる、蟹、鮑、サザエ、ツブ貝、伊勢海老など
高級食材たちを、水温、水質に気を使いお客様に提供しています。
そんな今日、とても大きな渡り蟹を仕入れてきました!
二人で思わず笑いながら写真をパチリ!コレがその写真です。

普通のサイズの二倍はあります。旨そうでした。

この蟹は有名なのはパスタソースなどに使われますが、
もう一つ、美味しい食べ方があります。
それは、煮てしまうのです。
煮るといっても、鍋物にするのではなく、普通に煮魚を作るように
蟹をまるごと、甘辛く醤油で煮るのです。
もともと、味があまり無い身なのでしょうゆ味が良く染みて旨いです。
ここで注意、煮るときは、身を割らずに丸ごと煮て下さい
味噌がこぼれてしまうのを防ぐためです。
お近くで活けの渡りが売っていたら、是非お試しを

以上わずか二点でしたがお試しください、
次回は北海道本柳葉魚などを紹介したいと思います。


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本日の一匹 特集の続き [一魚一会]

本日の一匹 特集「一魚一会」 続き

昨日に引き続き旬の美味しい魚特集です。
今日はスーパーで手に入る美味しいお魚です。

「かつお」
まずはかつおです。今年はいつもより早い入荷となっています。
式根島産や早くも八丈島産も出回り値段も手頃になっています。
やはり、たたきや刺身がお勧めですが、赤身をご飯に乗せて下ろししょうがと醤油をかけ
お湯をぶっ掛ける食べ方も一度お試し下さい

「たかべ」
こちらも脂ばっちりですので、塩焼きなどで

「天然の真鯛」
九州地方の魚が値段も手頃で手に入りやすいです。
脂のりも良く今更鯛なんてと言わず食べてみて下さい
ぶりの時のようにしゃぶしゃぶなんかも美味しいです。

「きんき、金目」
今頃の魚は北海道の冬を越してきています、一冬良質のプランクトンを食べ
じっくり成長していますので、身質、脂が最高です。
煮付け、塩焼きが最高、ちょっと高いのが問題かも

「あいなめ」
常磐物が入荷しだしています。刺身はもちろん揚げても煮ても良しの魚です。

「桜海老」
駿河湾で採れるこれも春を告げる魚です
中でも由比産が最高で、今の季節なら生や釜揚げがお勧めです。
生はそのままも良いですが多少お高いので釜揚げを買って
そのまま食べるも良しかき揚げも美味しいです。
これは本当にお勧めです。

「島根産養殖岩牡蠣」
岩牡蠣はこれから美味しくなります。
昨年ノロウィルスの影響で牡蠣の需要が極端に落ち込み牡蠣離れが深刻な事態となりました。
牡蠣直接の疑いは晴れましたが、皆さんもまだ怖い所もあると思います。
こうした声の中、島根県では「海洋生物栽培センター」と言う所で
徹底的に検査をし、それにクリアした物のみを出荷する形で
「安心、安全」を最優先させた養殖に成功しています。
造り手の顔が見える一番良いやり方だと思います。
中々スーパーで手にするのは難しいかも知れませんが、
料理屋さんのメニューに島根産があったら食べてみて下さい

少し長くなりましたが今回はここまでとします。
次回からはまた映画のことを暫く書きたいと思います。
「一魚一会」は初夏の特集までお楽しみに
これからもこのブログを宜しくお願いします。


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本日の一匹 特集版 [一魚一会]

特集 本日の一匹「一魚一会」

お待たせしました。旬の魚特集第一弾です。
題名は知人のアイデアです。(ちょっとベタかも)
今回は富山湾の春の美味しい魚と近くのスーパーでも手にに入る魚のご紹介です。

富山湾春の魚
富山といえば春から夏は皆さんご存知のほたるいかと白海老からご紹介
ほたるいかは今は島根県などでも採れますがやはり本場は富山県です。
滑川産が有名ですが富山湾内ならば大体どこでも採れます。
体から青い光を放つ不思議ないかで漁場で見ると網の中が青く幻想的に輝きます。
食べ方はボイルされた物を酢味噌で頂くのが定番ですが、佃煮も美味しいです。
もし見つけたらお試しを、それとこれからのほたるいかは身も大きくなり美味しいですが
オレンジ色の脂が出てきますこれはコレで美味しいのですが
食べ過ぎるとお腹を壊すのでご注意を

次は白海老です。海のダイアモンドと呼ばれ富山湾でしか採れない貴重な海老ですが
最近は東京でも手に入りやすくなりました。
生の刺身が一番ですがこれは鮨屋さんでしかなかなか食べれません
同じ生でも殻付きは比較的手に入るので根気のある方は御自分で剥いてみてはいかが
「そんな手間はいや」という方はかき揚げにするか素揚げがお勧めです
海老の甘みが存分に楽しめます。
あと、デパートの名産品売り場で富山名物の昆布刺も入手しやすいので
白海老の昆布刺もお勧めです。

次はばちめです
ばちめとはメバルの北陸での呼び方でメバルは「春告魚」と書き今が旬です
刺身はもちろんですが煮付けも最高に美味しいです。
富山でやなぎばちめと呼ばれているメバルの刺身を食べましたが最高でした。
関あじのようなしっかりした身で脂ものっていてちょっと幸せになれました。
 
以上富山の美味しい魚の紹介でした。
明日はスーパーで手に入る旬の美味しい魚の特集です。
お楽しみに

おまけ
kenさんから、「築地の美味しい御鮨屋を紹介して」と言うコメントを頂きましたので
本日は築地場内の美味しいお店特集も
御鮨は「うまいすし勘市場店」と「鮨文」の二店
洋食は「豊ちゃん」のアタマらいす
カレーは「中栄」の合いがけ
こんな所でしょうか一度、場内に来て探して見てください


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