「モナリザ・スマイル」 [DVD]
「本日の一本」
「モナリザ・スマイル」
最近のWOWOWの夕方六時台はあなどれませんねー
見逃していて、レンタルするのも忘れてしまうような作品を放送してくれます。
舞台は1950年代アメリカ東部の伝統ある女子大学
古い価値観に縛られた学校に女性の新しい生き方を説く教師が赴任してきます。
生徒、学校、両親、保守的な人々と彼女は対立しあいながらも
生徒達とは、心から理解しあえるようになってきます。
古い価値観に戦いを挑む女性を演じさせるとすこぶる旨い
ジュリア・ロバーツが美しくて強い教師役を爽やかに演じています。
が、しかしなのです・・・・・・・・
話が全然盛り上がってきません、軽く作りすぎているのかも知れません、
いいねーと思わせるエピソードもあるのですが、全体にまとまりが無い感じです。
そんな中で「おっ」と思わせるしーんが二つありました。
一つは生徒達に「ポロック(?)」の作品を見せるシーン
現代美術に始めて触れる彼女達の真剣なまなざしは素敵でした
もう一つのシーンは、生徒のリーダーと一匹狼な生徒の喧嘩のシーンです。
自分勝手な振る舞いばかりしているリーダー格の彼女にののしられ
我慢の限界が来た一匹狼の彼女がした行動は・・・・
だまって抱きしめてあげたのです。このシーンはなんだかぐっと来ました。
優しさの一つの形を見せられた感じです。
そんな優しくてチョットイイ話が織り込まれている作品だからこそ
もう少し重たく作ってもよかったのではと感じてしまいました。
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