「ドミノ：DOMINO」

「本日の一本」

「ドミノ：DOMINO」

俳優とモデルの両親とビバリー・ヒルズで、何不自由無く育ったドミノ
彼女は、そんな恵まれた環境には飽き足らず
自分の居場所を見つけるために転々とした生活で行き着いた場所は
凶悪犯を追い詰める「賞金稼ぎ」の仲間達でした。
死と隣り合わせの生き方の中で光り輝いて行く彼女の人生ですが
一つの事件をきっかけに何かが狂い始めて行きます。

「マイ・ボディーガード」の時もそうだったのですが、
この監督の作品は音楽とのシンクロが見事なんですが、
あまりにも映像がめまぐるしくて、二日酔いの時には見ないほうが良いと思います。
登場人物の心の動きに合わせるようにくるくると変る画面については
特典映像で細かく解説してくれていて、また一つウンチクが増えてオジサンは大満足でした。

波乱万丈な３５年の人生を生きたドミノ、
「本当の話・・・・大体はね！」
こんな人を食ったクレジットから始まる物語は
思ったよりも、のめりこむことが出来て楽しめました。
脇を固めるベテラン俳優さんのしっかりとした演技と
カッコイイ、キーラ・ナイトレイの魅力にドップリと浸かりながら
作品のリズムに乗り遅れなければ、かなり見ごたえがある作品なのでは・・・・

その人の辿って来た人生を細かく見せる作り方も良いですが
この作品のように、一つの事件を軸に、細かいエピソードを
クリスマスツリーの飾りのように飾ってゆく作り方にも好感が持てました。

ドミノ

• 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
• 発売日: 2006/04/01
• メディア: DVD