「Juno ジュノ」

「本日の一本」

「Juno ジュノ」

１６歳の妊娠
アマリ、耳新しい題材では無い設定なのに
コノ作品は、ステキな、ホントにステキな物語でした

興味本位でした行為から始まるアクシデント
コノアクシデントを通して、彼女が見つける幸せ
妊娠から出産までを、季節と共に映し出してゆく見事な展開
大人なんだか、子供なんだか、ビミョ～なキャラクターのジュノちゃんの姿は
ハラハラもし、たくましくもあり、幼かったりもし
悲壮感のかけらも無く、只々爽快感だけで見続ける事が出来ました

トニカク脚本がスバラシイです
彼女を中心に、ドカッと据えて展開する物語は
大人たちの余計な小言や、世間の目なんかを一切映しし出さず
彼女が、妊娠をしたことで、ドンナ風に変わってゆくのかだけで進んでゆきます
ココがツボでした！
理解ある両親のシーンは必要でしたが
彼女が取る行動に、大人たちがドンナ反応を示すシーンなんかいらないんです
彼女が１０ヶ月、ドンナ風に生きて、自分が変わってゆくのかだけを見せてくれた物語にカンシャです

前向きなのか、冷めているのか、掴めないキャラクターのジュノちゃんが出した最後の答え
母親になりたい女性と、母親になりたくない女性
二人の思いが重なる瞬間の気持ちよさと言ったら・・・・・・・
人を生み、育てることを決して軽く見てはいませんが
人の親として見始めたコノ作品
ホント、いろんな事を教えてくれました
コンナ人生もあるんだなと、シミジミ思いました
音楽もスバラシくて、ホント、ヨク出来た作品だと思います
タクサンの方たちに見てもらいたい作品です

JUNO/ジュノ <特別編>

• 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
• メディア: DVD