「この自由な世界で」

「本日の一本」

「この自由な世界で」

明日、息子が高校に入学します
ソンナめでたい日の前日に見たコノ作品
ナニも考えさせず、映画に集中できたスバラシイ作品でした

一人息子を幸せにしたい、美しいシングルマザー
自分の思いと、世間が向ける視線
自分勝手な気持ちと善良な心
自分さえよければいいと思っていた気持ちと
何とか生き抜いてゆこうとする気持ち
登場人物一人一人の心情が痛いほど分かる演出
所詮人間一人が考えることの限界と
追いつめられた人間が生み出す恐ろしいほどのパワーの描き方が
とてつもなくスバラシイ作品でした

極端に省略された展開が、すっ飛ばした時間を想像させ
ドンナ生き残り方をしたのかを想像させながらも
物語はドンドン進む展開が気持ちよかったです
辛い思い、ウレシイ思い
全てを省略し、主人公が直面する重要なポイントだけで綴られる物語は
まさしく、息を呑むスバラシイ物語でした

「自分の家族の幸せのためなら・・・・・」
コノ一つで突っ走る作品は
ラストシーンまで投げっぱなしで終ります
彼女が迎える至福の時は来たのでしょうか？
誰にも分からない結末が
不思議と気持ちイイ作品でした

この自由な世界で [DVD]

• 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
• メディア: DVD