「第9地区」：魚屋の映画日記：SSブログ

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「第9地区」　[DVD] [編集]

「本日の1本」

「第9地区」

運がイイ！
ディスカスでコンナに早く新作が送られて来るなんて
夏休み最後の日の息子と二人で見始めました

南アフリカ上空に現れた宇宙船
ソノ中には、自分の星に帰れなくなったタクサンのエイリアンがいました
仕方なく彼らを保護した人類とエイリアンの共存が始まりました・・・

アイデアがイイですね
ドキュメンタリータッチでイキナリ始まる物語
エイリアンと人類の20年間をあっというまに見せ
お互いの立ち位置を頭に叩き込んでくれます
（マァ、人間が人間にしてきたことをエイリアンに置き換えているだけなんですけど・・・）
ソコから始まる展開は、明らかに好みが分かれる
グロさ満点の展開なんですけど
物語中盤からカメラワークが変わり、ドキュメントから人物描写に流れ
キチンとした物語になってゆくところがカナリ好感触でした

あからさまな差別
間に入り込み私腹を肥やそうとする黒い世界の人たち
何とか祖国（星）に帰ろうとする者たち
人類対エイリアンの描写ながら、考えさせられる部分も多くありました
人（？）が集まれば社会が出来る
ソノ中でイロンな秩序が生まれ、裏の秩序も生まれてくる
ソレを利用し、利益を得ようとする者たちに翻弄される弱い立場の人たち
コノ柱があったからこそ、見続けられた物語
タダのグロB級作品ではないことは確かです