「日本のいちばん長い日」 [光TV]
「本日の一本」
「日本のいちばん長い日」
「日本映画専門チャンネル」では、今月「岡本喜八監督特集」をやってます
ソノ中で放送されていた今作
1967年に公開された終戦へ向かう帝国と呼ばれていた日本の姿を追った
アル意味で反戦映画といっても過言ではない作品だと思います
中学か高校の時に一度だけ見た記憶がある作品
三船敏郎さんの切腹シーンと
皇居前広場で必死に終戦を阻止しようとする将校二人の姿だけが
記憶の中にある作品でした
約三時間の作品でしたが、アッという間に見てしまった感があります
スゴイ力を持った作品ですね
物語のスピード感を保たせるために
ナレーションと記録映像で見せる手法
記憶が鮮明な部分と忘れたい部分がひしめく
戦後二十数年で制作されたことを考えれば
コノ演出は成功だと思います
玉音放送に行くまでの一日の凄まじさを語る
24時間の裏側では、ココまでのせめぎあいがあったこと
軍国主義の愚かさと怖さまできちんと見せ
最後の最後まで任務を遂行して亡くなってゆく若者たちの
哀しい姿を記憶に残す演出をさりげなく導入する
岡本監督のスゴさを再確認です
モウ68年まえ
マダ68年まえ
忘れてはいけないんです
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