「トゥ・ザ・ワンダー」 [映画(劇場)]
「本日の一本」
「トゥ・ザ・ワンダー」
巨匠テレンス・マリックの最新作
監督の作品は難解で、イツも頭の中には?が渦巻きます
今回は恋愛モノみたいなので、少しは理解できるかと思い
TOHOシネマズデーで満員の劇場へと
ボクも向かいました
一人のアメリカ人が愛することになる2人の女性
パリで知り合ったシングルマザー
故郷で暮らす幼馴染
二人の女性を同時には愛しませんので
ドロドロした関係にはなりませんが
監督独特の演出で、カナリ緊張感の高い作品になっていると思います
自分の心のモヤモヤと向き合い
なんとか解決策を探し出そうとする男女
断片的に描かれる葛藤と理解の合間に映し出される
風景の圧倒的な美しさが印象的です
三人の目には、これほど美しい情景が写っているのでしょうか
ソレくらい対比がスゴイ作品だと思います
三人の物語に挟まれる牧師の葛藤
コノエピソードがなければ、ボクはコノ作品を写真集のような感じでしか
見ることができなかったと思います
信仰心と向き合い苦悩する牧師を
ハビエル・バルデムが見事に演じています
永遠の愛は存在するのか?
人間の愛
神の愛
終わることのない愛を求めた人たちの姿
ため息が出るとかいう次元ではない
美しい映像とカメラワークに飲み込まれそうになりながら
愛とはなんなのか?を考えさせられる作品でした
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